筋腫摘出後の妊活について


ゴールデンウィーク最終日の今日。
ボブディランの曲を聴きながらブログを書く心地よさ。

良い天気に恵まれて、いつもと変わらない日常に
ちょっとした非日常を楽しんであっという間に終わってしまう。

暑すぎて脳内がトロンとしてくる時期に突入したのと同時に
PMS発令中でいつでも構わず眠気が襲ってくる。

喜怒哀楽も激しいらしく夫からグラフの上げ下げが大きい時期なんだねと言われた。

そう。何やってもイラッとするけど食べることで軽減されるから
何かは口にしてしまうこの時期のダイエットは無意味というよりしない。

さて、そんな先週、筋腫摘出3ヶ月後の検診があった。

午前休を取って夫と久しぶりに病院へ向かう。
ラッシュに巻き込まれながら
病院の婦人科の受付では
国際結婚夫婦の夫の激昂が飛ぶ中受付を済ませ診察室がある通路を奥まで
夫はじろりとみられながら二人で歩く。

婦人科だし、男性を連れてくるのは高齢の夫婦か私たちくらいの年代くらい。
2グループ居るかくらいの数だ。

だいたいは大きな病気に罹って医師の指示を仰ぎに来ている。
夫の顔が深刻で妻はどこか覚悟が決まってるような清々しく堂々としている方が多い。

この手術の為に何回通ったか覚えてないけど毎回そういう雰囲気を感じるここの風景。
奥に行けば行くほどなんとなく暗く陰湿な感じがあるけどそれは病院が古いって事だけだな。

 
だいたい予約時間の30分から1時間遅れで呼ばれるのと
電波が入らないので夫は待ち時間にいつも電波の入るフロアへ呼ばれるまで仕事をしている。

長らくして呼ばれて診察を受けてエコーを見たところ子宮の中はきれいさっぱり黒い空洞で何もなかった。

 
 
本来の子宮の中を久しぶりに見た。
というか始めてみたかもしれない。

子宮筋腫を発見する前にエコーなんて、婦人科なんて、おまたぱっかーんなんて
開いたことなんてないわ。

ちょっと感動したよ。
こんなに空洞なのねと。

さすがに19個の筋腫に覆い被せられてたら姿形もなんなのかわかんないよなーて改めて
人体の不思議に感動しながら先生の話を聞いてたら、

「もう再開していいですよ」

 
はて再開とは?

 
 
忘れてたけど妊活のことだった。
子宮の状態はもう問題ないですってことで普通に解禁を言い渡された。

 
でもまだ術後4ヶ月も経って無いし、
先生6ヶ月くらいは待った方がとかあたし19個も取って子宮ズタズタに切り刻んで傷だらけの子宮で、

(…っまじいいの?子宮破裂しない?たまにお腹押すと痛い時あるよ?)

 
不安要素を全部話しそれを聞いた医師からの言葉は

「正常に回復してますし子宮内もほらこんなに綺麗で、筋腫はできる時はまたできますしね、
あと、4ヶ月経ってようが6ヶ月経ってようが破裂するときはしますからね」

「で、下からは危険なので帝王切開ですから。
一回だけ良いとかいう病院もありますけど結構筋腫を剥ぎ取りましたからね、帝王切開が良いと思います。」

仮に妊娠した後のフローはどんな感じになるのかと尋ねてみると、

「筋腫は取って不育症の検査も特に何かあったわけではないんだもんね。。。
あとは◯◯先生と相談して…バイアスピリンとか処方するのかなー。
そこは先生のご判断だと思いますよー。」

バイアスピリン?
血栓のやつ?

医師としては、婦人科としては任務終了なのだろう。
あとは不育、産科とバトンタッチということでみたいな感じに婦人科の検診はあっさりと終了。

 
こうなると私は太ってるだけの特にリスクを抱えた妊婦にはならない。

きっと不育症の検診に行ってもまだ妊娠もしてないからどんな処置も無さそうな気がして。
だから何が何でもここで産みたいと懇願するしか無い気がしてきた。

婦人科の先生はどこで産んでも構わない的な感じに聞こえたから。
それはもうリスクも取り除いたし妊娠したとしても普通の妊婦と変わりないって事にも捉えられる。

 
 
夫と家族会議をしてとりあえず私たちは妊娠をしたらここの産科で出産をしたいという答えに至った。
なので次は不育症の方でその気持ちを話して妊活を進めようと思う。

 
7月は二人の息子の誕生日であり命日なので大切に迎えてあげたい。
いつも息子達の亡骸におはよう、ごめんね、頑張るねが決まり文句だ。

最近は笑って頭ポンポンするかのように亡骸をポンポンできるようになった。

 
自責の念は私の人生の永遠の試練になるだろうけど悲しみたくはない。

ママはもう少しだけ頑張りたいんだ。

君たちに会えなくても君たちの弟か妹を授かって
お兄ちゃん達はパパとママを強く更に絆を与えてくれた選ばれしスーパーヒーローなんだと
おとぎ話かのように読み聞かせをしたい。

だから毎日強く生きる。
疲れたら泣いて寝るんだ。

ボブディランを聴きながら書くとこんな書き方になるんだな。
さて日常に戻り夏の準備をしよう。

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