ダイエット遺伝子検査を試してダイエット外来に行ってみた②


まるで何かの合格発表を見るかのようにドキドキしながら検査結果を見た。

10種類の肥満タイプの中で私の遺伝子は「皮下脂肪型肥満」体質だった。

標準体質でもなければそもそも皮下脂肪がつきやすい遺伝子を持っていたことになる。
数年前までのスリムボディは努力の賜物だったことがわかる。

結婚前は体重が55キロほどで見た目は細いと言われていた部類の体格だった。
骨太で筋肉がある方なので、体重を公表するとよく驚かれていた。

30代に突入した頃には60キロの大台を超えていきぽっちゃりしてきたねと言われるようになった。
理由は運動してない、飲んでる、高カロリー食ばかり。
想像すると脂ギッシュなデブを想像してしまう。

あの頃は食べても太らない信者だったので平気で夜中もばくばく食べていた気がする。
30代すぎるとあっという間に代謝が落ちて食べた分だけ蓄積されていった。

気づけば、サイズはMからLに。。。
そのまま妊娠してしまったのでダイエットもくそもなかった。

そして長男の死。

精神は狂い果てアル中寸前のぼってりしたみっともない姿になってしまった。
10、20代とは違い運動したから即効果が見られるものではなかったので
なんどもダイエットを試みたり、痩身エステに通うとしたりなかなか精神のバランスが取れず
ストイックに続けられなかった。

まずは心を整えることで必死だった。
太ってしまったのはしょうがない、思い立った時が吉日なわけで今の私には体を鍛えようとする
エネルギーが付いて来たというわけだ。

長男の死から4年、次男の死から半年ほど。
悲しみや虚無感は絶対に無くならないし突然おえおえ泣き出す時はまだまだあるが、
脳と体がようやくバランスが整ってきたのか次は体だねって精神が応援してくれているようで
今やっと体をどうにかしようと思えてきた。

脳にダメージはあったと思う。
喪失感とは計り知れないのだ。

そこから一歩歩けたのは自分と見つめ合ってきた時間。
時間は必要だった。

4年という時間をかけてようやく体を動かせるようになってきた。
人それぞれのペースがあると思う。

他人と比較する必要なんてない。
痩せたい理由だって他人と比べてる訳じゃなく健康的な体で妊娠したいからだ。
あとは体が重いから。w

本題に戻ろう。

まずこの検査キットはエネルギー代謝調節系遺伝子と最新の分子遺伝子学においての食行動調節系遺伝子を調べることができる。
むすかしいが、HPの説明を読むと要は私の食行動と必要な栄養素、太りやすい食べ物、適した運動方法、脂肪がつきやすい部位、基礎代謝が高いか低いかが綿棒でグリグリしただけでわかるということだ。

 
肥満タイプ10種類の詳細はこのようになっている。(公式HPより抜粋)
肥満タイプ

最先端の検査内容として食行動調節系遺伝子がある。

FTO遺伝子と言って「高カロリー嗜好」「過食傾向」の遺伝子だ。
無意識に高脂肪、高カロリーのものを選んでしまう遺伝子のようだ。

 
さらにエネルギー代謝調節系遺伝子には3種類の肥満遺伝子があり、

「内臓脂肪型遺伝子(ADRB3)」「皮下脂肪型遺伝子(UCP1)」「やせ型遺伝子(ADRB2)」

「内臓脂肪型遺伝子(ADRB3)」は糖質代謝の働きが悪く代謝が低いタイプで
「皮下脂肪型遺伝子(UCP1)」は脂質代謝の働きが悪く代謝が低いタイプのようだ。

「やせ型遺伝子(ADRB2)」は標準より代謝は高くなる遺伝子らしいが
たんぱく質の代謝が悪く一度太ると痩せにくいタイプらしい。
やせ型はやっかいかもしれない。

この5つの肥満遺伝子をもとにさらに10種類に分かれる。
そしてさらに両親のどちらから受け継いだのかまたは両方から受け継いだかもわかる。

そして私の結果一覧がこちら。
web上でも確認できるしPDFでも観れるので印刷する際は便利。

ダイエット遺伝子検査結果

ダイエット遺伝子検査結果

ダイエット遺伝子検査結果

ダイエット遺伝子検査結果

ダイエット遺伝子検査結果

私は「ヘテロ型2」という片方の親から受け継いだ変異した皮下脂肪型肥満遺伝子のようだ。
変異したからといって異常であるわけではないらしい。(ダイエット外来医の説明)

そもそも標準タイプより−45キロカロリーの代謝が低いらしくその分太りやすいということだ。
さらにいうと脂質代謝が悪いのでその脂肪は主に下半身につきやすいらしい。

そこが結構意外な結果だったので驚きである。
私は結構下半身が細身でお腹周りが付きやすい。というか今もお腹周りがボテボテしている。

勝手な憶測でもしかすると下半身の方が筋肉量があるのかもしれない。
そのおかけで下半身太りを防いでいる可能性もありうる。

ってことは背筋、腹筋をしまくれば私の体も「Perfect Body!」になるのかもしれない!
ポジティブ万歳、やる気はさらに漲ってきた。

 
次に食の傾向だが、「高カロリー嗜好」と「過食傾向」の遺伝子型は標準型だったので無意識に選んではいなそうだ。
「皮下脂肪型遺伝子(UCP1)」なので油分の代謝が低く油を過剰に取りすぎるとその分脂肪になってしまうということ。

冷えや食べ過ぎで下半身太りになるという。

揚げ物最近好きだ。。。。美味しいんだもん。
冷えはなるたけ回避してるけど冷えやすい食べ物は食べまくってるのかもしれない。
きゅうり大好きだし。

調理法としては「揚げ」「炒め」から「蒸す」「煮る」「網焼き」が良いそうだ。
すなわちあの旨汁を落として食ってことだ。。。。

生野菜と果物の取りすぎには注意となっている。冷えはよくないのね。

ドレッシングはノンオイル、もしくはオリーブオイルの植物系。
たまにマヨネーズが食べたくなるのよね。

基本的に食材は揚げ物以外はカロリーオフだったりカロリーハーフを選んでいるつもりだけど
要は食べ過ぎなのかな?

お肉や魚より野菜やご飯を十分に取るようにと。
今までは炭水化物が太るものだと思っていたけどそれは私の体質には合っていなく
お肉よりご飯を食ということになった。

昔からご飯よりおかずが好きだった。
ガラリと食事が変わりそうだ。

スナック菓子の取りすぎに注意となっているけど本当の原因は多分これにある。
夫と付き合う前まで私はお菓子をあまり食べてこなかった。

夫はスナック菓子大好き少年で毎日のように食べている。
出会って10年だから10年は食べ続けてることになる。

そりゃ10キロ以上太ってもおかしくないのだ。
夫の所為にするわけじゃないけど協力してもらうためにもポテチはここ最近ありません。

その代わりするめばっかり食べている。

そう思うと、改めて和食って理にかなってるのだな。
一汁一菜で十分なんだよね。よく噛めば。

 
そして代謝を促してくれる栄養素がビタミンB2
不足すると脂質の代謝がうまく行われないらしい。

ビタミンB2を多く含む食材は「納豆」「卵」「レバー」「大豆」「牛乳」「ヨーグルト」「チーズ」「干し椎茸」
「ズワイガニ」「魚肉ソーセージ」「鴨肉」「わらび」「うずら」「きくらげ」「たらこ」「まいたけ」「モロヘイヤ」

超食べてんですけどーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!

 
要はあれか。食べ過ぎってことか!そっかそっか。。。。

 
 
おすすめメニューまで教えてくれてるんだけど、

「納豆オムレツ」「レバニラ炒め」「モロヘイヤと卵のスープ」「豆腐ハンバーグ」「鴨南蛮そば」

どれも好物です。(ジュルリ。。)

 
 
これなら続けられそう。
というか困ったことに私は嫌いなものが全くない。

すべての食材を美味しいと思ってしまう。
食いしん坊なのだ。

 
 
それならそれでちゃんと運動しなければそりゃヘルシーでも太るわな。

 
そんなわけで私に適した運動は筋肉トレーニングで基礎代謝をあげましょうということだった。

筋肉あるから筋トレより有酸素だろって思ってたけど代謝は筋肉があるかないかなのだね!
全体的な筋肉がバランス良くないと代謝はよくならないってことなんだろうな。

私のダイエットプランは-9.5kgだそうだ。
15kg増えたけど元にも出さなくて良いのか?
ちょっと嬉しい。10kg以下ならまだそう遠い未来に思わないので継続して頑張れそうだ。

1日に減らすエネルギーは233kcalなのだそうだが、標準と比べて遺伝子的な体質で-45kcal/日と少ないので
上乗せして278kcal減らさないといけないらしい。それは運動と食事の両方で行うらしい。

運動で100kcal、食事で178kcal落とすのが目安となるよう。
食事のが制限しろってことね。

夜飯にご飯はなしだな!かわりにそばとかにするか。
運動で100kcalとはジョギング10分で100kcalの消費だそうで、これなら続けられる。

仕事の行き帰りで運動ミッションコンプリートしてるもん。
土日は愛犬とジョギングコースは欠かさないでおこう。
あとは食事制限だな。

ビタミンB2を補いながら魚、
脂肪の少ない肉に変えて海藻類は味噌汁、きのこはレンチンしてポン酢とかで食べよう。

バターやチーズは当分禁止!

アルコールはビールから赤ワインに替えて毎食一口30回以上噛むことを心がける。
マクドナルドなんてドリンクのコーヒーか紅茶か黒烏龍茶しか飲めないね。
フードなんて絶対禁止(泣)

これも標準に健康的な体に戻すためだ。

でも言わせてください。
ラーメン食いたい!!!

 
③に続く。


過去記事はこちらへ
ダイエット遺伝子検査を試してダイエット外来に行ってみた①

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