自責の念に駆られる


昨晩TV番組で、家についてってその人の日常を映す番組を見て、
号泣してしまうシーンがあった。
そう。例のあの番組。
気になった二組の家族で思うことがあって。

一組目は、銭湯から出てきた大家族の話。
どうやら一夫多妻のご家族。
元嫁と今嫁が仲良くて今嫁とは別居中で元嫁と同棲してるお父さん。
元嫁との子供、今嫁との子供、そしてそれぞれの孫と彼女とされる別の女性の子供。

家系図を見てももう多すぎて家族構成を理解するのにめんどくさい感じ。

豪快な人だなと思うけど家族みんなから愛されてるのは全てにおいて責任を取ってるからだと思う。
全員に分け隔てなく愛情を与えてるそうで、元嫁は遊び人なところもこの人の魅力とまで言っていた。

パワフルでエネルギー漲ってて家族全員を養える財力があり博愛主義とでも言おうか。

しかし私、そんな元嫁に価値観に違和感がない。
頭おかしいとは思う。

だけどそれくらい魅力的な人を好きになってしまった自分がいて離れるくらいなら
そばにいる手段を彼らなりに見つけたんだ。

本当に好きでならいいだろう。
勝手にしやがれだ。
素晴らしい。

アフリカでしか見たことのない風景だけどこの日本にもこういう人たちがいるのだ。
子孫繁栄でいいじゃないかと思う。

昔の日本も一夫多妻だったのだから。
中途半端に逃げたり生活もできない程お金に苦しんで
それで女遊びなんかしてたら張り倒すけど、お父さんは立派だ。

夫には理解しがたいようだったが。。。。
そして夫にそういう人がいたらと思うと。。。。。
うん、やっぱ他人事だから言えるだな!(笑)
そりゃそうだ!

今の私なら嫉妬で狂いそうだ(笑)

でも考えるのと現実に起きた場合とでは違う気がするな。

うちの夫は全員をまかないきるエネルギーがほとんど残ってないと思う。
なのでうちは却下!!!

二組目の話。

今度は焼肉屋で、
一見平和そうに晩御飯をおばあちゃんと母親と娘で女3人で外食に来ていた。
旦那さんは飲みで合流できず。
家に帰るところからインタビューが始まり家族構成などを母親は説明。
母親は笑顔で淡々と話をする。
暗くもなく疲れた様子も見えない。

家族構成を説明する中、娘がもう一人いるが生後6ヶ月の時に事故で
そのまま寝たきりの状態で現在4歳になる。
この日はその次女の病院の帰りに焼肉を食べてたという。

家に到着し、さらに話を掘り下げるところに旦那さん到着。
夫婦に話を聞くと、
その娘さんは生後6ヶ月の時に寝返りをうちベットと布団の隙間に挟まってしまい
そのまま緊急搬送。
もうダメだという場面を何回も味わったり
いつも今夜が山だったりそれでも娘さんは生きようと今でも治療をしている。

母親は自責の念と後悔にいつも苦しめられてると言っていた。
旦那さんは「この人は本当に強いです」と言っていた。

長女が居なかったら今はないと口を揃えて言った。
焼肉屋で一緒に食べていた子は長女でこの子は次女の事が大好きだそうだ。
母親が一番というより次女の事が一番好きなのだという。

家の写真たてには、6ヶ月検診で健康優良児と言われその記念に撮った写真が
元気な次女の最後の姿だという。

今でもその写真を見るたびに涙が出てくると旦那さん。

インスタグラムをやっていた奥さんは事故後写真を投稿することができなくなったそう。
でもまた最近投稿を再開した。
それにはやはり娘たちの可愛いところを撮らずにはいれなかったから。
障害があっても自分に似ている部分とか感じたり我が子に変わりはないから、
前を向いて歩き始めた母親。

家族に光をもたらしてくれるのは子供の愛だった。
うちに光をもたらしてくれたのはまぎれもなく愛犬だ。

旦那さんも一生をかけて次女を守り育てて行く事が自分の使命であると話した。
それを聞いて笑顔で頷く奥さん。

私たち夫婦は号泣。
この話は結構きつい。
私の自責の念と後悔で未だに笑顔にはなれないが、
いつかそんな風に自然と向き合う事はできるのだろうか。

人はそれぞれ何かと闘ってる。

私は完全に息子二人を守って育てられなかったことは自分のせいだと思ってる。

それは誰に否定されてもそうなのだと否定する。

それは自分以外の生命を作った私の責任。
彼らは私と旦那が作ったのだ。

一生それを背負って生きて行く。
それが私の人生において一番の重い責務だ。

一生悩んで一生努力をし続けるだろう。
一生悔やんでも後戻りできない。

一生って言葉が重すぎるひどく重い。
投げ飛ばしたくなる時もある。

それでも生きていかなきゃいけない。

暗くなってしまったが、なんだろう。
テレビで気持ちを引き締めたっていうか、
人間って本当忘れやすくて都合よく作られてるから
命の重み見たいのがたまに麻痺してるみたいで、
無責任に感じる時がある。

死にたいなとか。

死ぬことに肯定も否定もないけど、
わたしは辛くて逃げて自分で命を絶つのは、きっと二人の息子を産んでから
思考が変わってしまって中途半端に死んだら本当にあっちでも息子たちが
会ってくれなそうで。(笑)

会いたいんです。
二人を抱きかかえて過ごしたい。

まーったく夢にもスピリチュアル的にも出てこない二人だけど
いつかそっちの世界に行ったら会えると信じてて。

あっちとかそっちとか一体魂は死んだらどこに行くのか
死者にならない限りわからない、でも会いたい。

どんな形で会うかわからないけど
あ、こいつらうちの子だ!って見つけてやる。

これから何人もあの世に送り出したくはないけど。

43歳で第三子を妊娠したフリーアナウンサーの方とか
私は40とリミットを決めていたけどあと3年引伸ばすことにした。
夫には伝えてないが。

もしかしたら不育症の検査によっては、
子宮筋腫の手術によっては不妊治療に切り替わるかもしれない。

先の未来はわからないけど今日も自責の念と闘いながら、
自分の命のリミットまではとことん生きようと思う。

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