トレンディードラマのようなタイトルになってしまったけどタイトル通りの事で驚いたので
タイトルにしてみる。
流産後、というか妊娠発覚してからほぼ出血の日々だったのだが生理はいつくるのか、
はたしてリセットって今後の人生に訪れるのかというくらい
出血しすぎて出し尽くしたんじゃないかと思う今日この頃だけど、まずは健忘録として記録を。
9/7に慶應義塾大学病院の婦人科外来に紹介状とMRIデータを持って受診。
担当医はC先生としとこう。
まず驚いたのは、患者数と診察室の数が多いこと。
さすが名門病院なだけに駆け込み寺的な感じなのかな。
恐ろしく長く待つのかと思いきやそうでもなかった。
なぜかがん診察室へ呼ばれてビクついてたけどまずはMRIを見て
赤ちゃんにとっては心地悪かった環境なのかもしれないね。と
4㎝台の筋腫2個と他多数の小さい筋腫で子宮内は埋め尽くされてるとのことだった。
流産の直接原因と特定は出来ないけど十分に流産が起こる可能性はあると言われた。
C先生は淡々として手術はした方がいいでしょうとのことだったが、不育症の話をしたら
耳を傾けてくれた。
そしたら同時進行で進めていきましょうと言ってくれたので次の週に不育症の初診の予約を取った。
手術前提の流れになったので子宮頸がん、体癌の検査と術前検査でX線写真と血液検査、尿検査をして終了。
合計¥11.980-
高っーーーー!!!!
しょうがないか。
この日は手術が決まってウキウキしてた。
9/11月曜日。
アメリカの同時多発テロのニュースを見ながらもう16年も経ったのかと思うと本当に月日が経つのは早い。
30歳を超えると時間の流れが秒速に感じる。
頭の中は不育症の事でいっぱいなんだけどね。
不育症の初診は午後からなのでそれまでは家事をこなして愛犬と戯れるものの、
心はどこかそわそわ落ち着かないこ。ういう時間は長く感じる。不思議なものだ。
不育症の外来は思っている以上に患者さんが多くいた。
全員が不育症ではないのかもしれないけれど月曜午後は不育症外来の他には無い気がする。
まず問診を記入。
生理周期や妊娠回数、生活規則に関すること(喫煙や飲酒等)。
毎回思うけど息子2人のことを記入するたびにフラッシュバックとして記憶が蘇ってくる。
現実の今と怒涛の過去が入り混じってたまにカオス的な感情に悩まされる時がある。
初診の担当をしてくれた先生はM先生。准教授だそうだ。
いいとものテレフォンショッキングでゲストがネームプレートのようなものを
助手のような女医さんがそっと私に向けて置く。
大学病院なので大先生なのだろうか。
MRIや前回の筋腫の診察内容をパソコンとにらめっこしながら見てる。
顎に手を添えて。んーとか言いながら悩ましげに。
深刻なのか?と不安になる。
まず今後の妊娠出産を希望してるのかを聞かれ、事情を一通り説明。
そうなると筋腫の切除を考えるのは確かに一つだけどまずは不育症の検査を受けることを優先した方がいいと。
筋腫を取ればをだけ頭にしかなかったのでこれは手術が延期される残念さで心が不安定になってしまい、
あとは胎盤が取りきれてない生理がきてないとかそういったことことから取り除いてから筋腫のことを考えてはと言われ。
残留物を取り除く手術だって有り得るからと言われ余計に不安に。
何か希望してたの計画倒れになってしまった感が大きくて
先生の話があまり頭に入ってこず。
夫にも上手く説明出来なかったことで不信感を抱かせてしまい今後はボイスメモでしっかり録音してきてほしいと言われた。
なら協力して一緒に診察に同行して欲しいと思ったがそれは私のわがままであるなと思いボイスメモを取ることで解決。
とにかく筋腫手術を決めちゃって話がいき過ぎちゃってるから婦人科の先生と話して相談しますから
不育症の検査を先にした方がいいと思います。
M先生はそう言って前回の血液検査で少々の貧血があるから鉄剤を処方される。
とりあえず基礎体温を測り始めてくださいと。
次回の婦人科の再診でまた話を進めていきますね。と言われ
不育症外来の予約は入れずにこの日は終わった。
時間としては20分くらいは話し込んでた気がする。
だってM先生がずっとパソコンとにらめっこしてたから!
その無言の時間がとてつもなく不安になったんだけどね。
結果的に一番良いやり方を探してくれてたんだと思うけども。
なんせ初めての診察なもんだから不育症のことを何もわかってないし。
そのあと助手のような女医さんK先生に呼ばれこれからの不育症検査の流れの説明を聞いた。
まず不安になりそうな時間で申し訳ないと謝罪された。
K先生は私の不安を取り除く事と大学病院の確執なのか大人の事情に挟まれているのかわからないけど
板挟みのような感じがしたが、私にとって総合的に良い方針を選択していくためなので安心してくれと。
その日はとても疲れた。
夫に上手く説明出来ないしで、イライラして結局こういう話って夫婦の溝を深くしてしまう。
仕事を両立して向き合ってくれるだけでも良いのかもしれないけどお互いの温度差が時としてものすごく感じることがある。
次の再診までは話さないようにしようと思った。
そして9/14にやつは姿を見せる事になる。
前回の婦人科での頸がん体癌検査で出血しますと言われ日曜日あたりから出血が増え始めてきた。
生理ほどではないけどまたナプキン生活。
そして14日の木曜日あたりから下腹部痛。
久しぶりに重い感じ、なんか生理痛に似てるなーなんて思いながら普段通りに生活してたけど生理二日目あたりって
塊とか出てくるからまた塊出てきたななんてトイレ入ったら白い1センチ角の塊。
以前、流産時に助産師さんから胎盤は生理時の塊と違って組織なので潰しても潰れません。
と言われたのを思い出し潰してみる。明らかに白かったので胎盤だと確信はしてたけど念のため。
潰れない。よし!胎盤だ!しかもMRIで残り8ミリくらいのが残ってると言われてたから余計にまんま出てきた!
よし!これで出し尽くした感があった。
出産した実感がまた蘇ってきた。ティッシュに握りつぶした胎盤の塊をまじまじと見て
走馬灯のように記憶が逆再生されてく。
そして妊娠した当時の朝方に夫を叩き起こして「妊娠した!」「よかったねzzz」ていう
やりとりを思い出して泣いた。
妊娠してたんだなって。
二人も産んだんだなって。
でも私のせいなんだなって。
浮き沈みが激しく体の消耗が早い。
それから基礎体温も下がり始めたのでこれは流産後のリセットと確信した。
生理はどっから始まったのか定かじゃないから基礎体温が下がった木曜日からカウントすることにした。
三連休は生理時のドヨーン期間に遭遇したのでゆっくりと過ごした。
ちょうど月曜日あたりに生理は終わりそれから今まで出血がない。
本当に生理きたんだなーて思う。
また妊娠に挑める喜びも感じ始める。
問題の手術は延期なのかどうかの9/21二回目の婦人科。
数日前から夫がこれからはほとんどの診察は同行することにした。と言い出した。
会社の社長に相談しこれからは妻の治療を優先したいと。
会社からは信頼されてるのですぐに快諾されたらしくそれ以外に私が強いと言っていたらしい。
前向きに進んでいく良い話だと。
経営者は前向きとか強いとか好きなんだろうな。
なので基本的に診察には来てくれることになった。
この日も午前に入院時の看護相談→再診→午後イチで麻酔科の説明会というスケジュールだったので
夫は休みをとってくれた。
がしかし、受付に行くと再診を先にしてくれといわれ再診で話を伺うと
やはりC先生は筋腫の手術を優先した話になってたが、
M先生と相談した結果不育症の検査を先にした方が良いだろうということになりました。
でも筋腫はこれだけあるので取る方向はかわりませんが、まずは不育症の治療を優先しましょう。
不育症の検査はどのくらいかかるのか夫の質問に大体1ヶ月くらいはかかること、
不育症の先生はプロフェッショナルなので覆った計画をこのプロフェッショナルという一言で納得した。
思い込んで筋腫だけに囚われていたけれど、もしかしたら別に原因があって手術してからまた手術となり得るかもしれない。
確かに調べてからでも筋腫の切除は遅くないと思ってくれたようだ。
夫にも納得行く説明だったのでひとまずは良しと思う。
問題はこれから不育症の再診。
これまた夫は午後休を取って付き添ってくれるという。
ありがたい。
そんなこんなで明日は不育症外来の2回目が訪れる。
その話はまた今度。